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トップをねらえ!Vol.6庵野氏初監督斬新な全編モノクロ回のネタバレ感想

こんにちは!すずウサです!
子供の頃に観たアニメシリーズ。
ついに、今回はトップをねらえ!シリーズの最終回、『トップをねらえ!第六話 果てしなき、流れの果てに・・・』について書きます!
ガイナックスが借金返済のために作った、庵野氏初監督作品の、感動の最終回です!
これで借金返済はできたのでしょか!?

『トップをねらえ!Vol.6』あらすじ

第五話から15年後の世界

物語は、オオタコーチの墓前から始まります。
出撃の前に、コーチであり、夫のお墓参りする妻オオタ・カズミ
長かった縦ロールヘアーをばっさり切り、ショートカットになったお姉様。

カズミは、母校である沖女でコーチの職に就いていたのです。
出発を惜しみ、生徒たちがカズミに千羽鶴を渡します。
こんな先の時代のお話に、千羽鶴が登場するのが、またオツなのです(笑)

 

宇宙に旅立つカズミ。
なんと、宇宙までロープウェイ一本でいけるという設定(笑)
どこまでも斬新。

宇宙にいるノリコ登場。

ノリコの外見はまだまだ若く、前回より少し大人っぽく成長していますが、何度も宇宙で時を過ごしているため、戸籍上では実は41才だったりします(苦笑)
宇宙の神秘ですね(笑)

カズミは地球に残ることを選び、ノリコとユングは前作後も、宇宙にて、宇宙怪獣殲滅に励んでいたのです。

ワープし、バスターマシーン3号でノリコたちの元に現れるカズミ。
15年ぶりの再会です。
しかし、宇宙で時を過ごすノリコにとっては、まだ半年しか経っていなかったのです。

カズミから、親友キミコからの手紙を渡されるノリコ。

そこには
前回小さかった娘のタカミは、今度18歳になるということ。
自分が生きているうちに会えないかもしれないけど、娘のタカミが生きているうちに、会ってやってほしいとうこと。
母となり、年老いた同級生からの手紙で、宇宙と地球とでは同じ時を過ごせない寂しさを痛感し、涙するノリコ。

いよいよ最後の出撃

当初、バスターマシーンには、ユングとノリコが乗り込むことになっていたが、ユングはその席をカズミに譲ります。

この時の
まだ言いたいことは山ほどあるけど、明日にするわ
の言葉には、ぐっと来ます。
だから必ず生きて帰ってこい」という、ユングなりのエールなのです。

バスターマシーンに乗って出撃する二人。

しかし、人類が作った、対宇宙怪獣マシーン、ブラックホール爆弾に体当たりしようとする宇宙怪怪獣。
なんとか応戦する人類。
しかし、多大な犠牲と損害が発生。

それでもなんとか守りきります。

ブラックホール爆弾が爆発すれば、この戦いは終わる。
願いをかけつつ、カウントダウンがはじまり、、、、

しかし、ブラックホール爆弾は何も反応を示さず。

エネルギーが足りず、爆竹が始まらず、、、奇跡は起きないと落胆していたところ、、、

「奇跡は起きます!起こして見せます!」

と、ノリコ。


バスターマシーンの縮回路を埋め込めば起爆させられるといいます。

しかしそれでは、ノリコも生きては帰れない。

そこにカズミも参戦。
自分も一緒に行くと、縮回路が2つあれば地球に帰れる。

「一緒に地球に帰りましょう」

と、ノリコに優しく語り掛けます。

改めて作戦に参戦するノリコとカズミ。

そこにユングが言います。
「帰ってきたら、おかえりなさいと言ってあげるわ」と。。。

 

木星の奥深く、バスターマシーンで潜る二人。
中心部まで来て、バスターマシーンの心臓(縮回路)を取り出します。
(この時、操縦しているノリコも、自らの胸のあたりの服を破き、お胸がぽろりします(笑))

作戦は途中までうまくいくも、途中ブラックホールのなんやかんやに巻き込まれ、、、
(このあたりがよくわからないのですが、とにかく危機的状況になります)

ノリコは
ごめん!キミコ!もう会えない!
と、叫びます。。。

12,000年後・・・

なんとか一つ残った縮回路で、木星から地球付近に帰ってきます。

地球では、12,000年も時が経っていたのです。。。

地球は真っ暗です。。。

果たして人類は生きているのか。。。

親類は滅びてしまったのか!?

すると、、、

地球に

「オカエリナサイ」

の文字が・・・!!!!

英雄の帰りを、人類は12,000年経っても待っていたのです!

ノリコは最後に言います。

「ありがとう、ガンバスター!さようなら、ガンバスター」と。

そして、ガンバスターから二機の船が飛び立ち、ボロボロになったバスターマシーンは、宇宙にただただ浮かんでいるのでした。。。

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感想と惹かれポイント

この話に限り、実は全編モノクロで作られているのです。
きっと、最後のオカエリナサイ、の演出のためだったりするのかなあとか。
あと、宇宙怪獣に応戦するシーンが、すべて静止画で描かれており、クラッシックな音楽が流れているだけなのです。

本当にこういうことをやってしまうガイナックス。。。昔からずるい(苦笑)
ぐっときました。。。

そして、最後の演出。
オカエリナサイの「イ」だけが、左右逆になっているのです。

 

そのあたりが、12,000年の時の変化なのかなあ、とか、でも12,000年経っても、英雄の帰還を迎え入れるプロジェクトを遂行できるだけのエネルギーが、人類にはまだまだあるんだ!ということに感動しましたわ。。。

アニメの世界観なのに(苦笑)

ガイナックス、借金返済なるか!?

当時のアニメ好きの要素をトコトン追求し販売された1・2話収録の第1巻は3万本を売り上げ、『OVAの金字塔』と呼ばれました!
ちなみに当時は、まだDVDなんでものはまだ存在もしおらず、販売された媒体は、ビデオ(VHS・ベータ)¥10.800、VHD(日本ビクターが出していたビデオディスク)¥6.800、LD(レーザーディスク)¥7.800でした。
結構な単価です。

これだけの売り上げを出したのです。

結果は、その後アニメを作り続けていることから、無事完済したのだと思われます!

今後も、負債を負うことに臆せず、斬新なアニメを作り続けてほしいです!!

今日の一言

そして、は、はやく、エヴァンゲリオンの劇場版の最新作に、どうか着手を!!!!