目が疲れた時に目の体操をしたり、紫外線対策でサングラスをかけたりしていますが、これって本当は目にいいことなのでしょうか?
緑内障も怖い病気です。
今回は、目の体操やサングラスが目にとっていいことなのか?悪いことなのか?緑内障の原因や、目の悪い人といい人の差について、テレビで仕入れた情報を書いていきます。
この記事を書こうと思ったのは、テレビ番組『この差って何ですか?』に、深作眼科の院長、深作秀春さんが出演され、深作先生の仰っていることに驚きの内容が多かったことです。
あと、ワタシも目が悪い方の部類に入るので、今後の為に、備忘録として書いておこうと思いましたw
因みに、この深作秀春先生、凄い方なんですよ。
では、先生のご紹介から、テレビで得た情報も含めて書いていきますので、是非、最後まで読んでくださいね☆
目次
目の悪い人といい人の差は何?
目の悪い人といい人の差って、結構気になりませんか?
歳がいっても目のいい人はいいままですし、悪い人は子供時代に早々に悪くなったり。
もちろん”遺伝”ということもあると思いますが、それ以外の要因もあるようです。
しかも、これは日常生活にうっかりやってしまうようなことです。
では、この差について、深作先生は何とおっしゃったのでしょうか?
一見目にとって良さそうなことで、実は悪いことが世の中には沢山ある
と、先生は仰います。
続けて目がいい人と悪い人の差というのは・・・
”目にとって悪いことをやらない”というのが、90歳でも100歳でもよく見える目を保ことができる
と、仰っています。
さらに、先生曰く、知っておいてほしいのが、
”目はむき出しの臓器である”
ということ。
脳は頭蓋骨で守られていますが、目は守られていない、ということです。
なので、”外敵の影響を非常に受けやすい臓器”ということになります。
また、最近高齢化社会と言われ、長生きする方が増えています。
しかし、目の寿命は、人の平均寿命に比べて短い、という恐ろしいことも仰っていました。
目の寿命は、なんと70年ほどなのだという。
命より先に目の寿命が先に来てしまう、という・・・
本当に大事にしなければいけない臓器の一つ、ということですね。
では、その”悪いこと”とは何なのか?
番組で特集されていたので、書いていきますね。
その前に、目にとって素晴らし情報をくださった深作先生とは、どのような方なのか、ご紹介します。
深作秀春先生って?
http://www.fukasaku.jp/より出典
これまで国内外で15万件以上の目の手術を行い、2017年には、世界最高の『眼科外科医』に贈られる【クリチンガー・アワード】を受賞されてます。
まさに世界的な目の権威ともいえる先生です。
その略歴は以下の通りです。
神奈川県横浜市生まれ
横浜翠嵐高校卒業、運輸省立航空大学(パイロット)を経て
国立滋賀医科大学 卒業
横浜市立大学付属病院
昭和大学付属藤が丘病院
深作眼科 開院
医療法人社団 深作眼科 設立
医療法人社団 秀仁会 設立
現在 医療法人社団秀仁会 深作眼科院長http://www.fukasaku.jp/より引用
では、その深作先生の仰る、”目に悪いこと”は何なのか、見ていきましょう。
目の体操は悪いこと?
目の体操って、目にとっていいことだと思われている方は沢山いらっしゃると思います。
もちろんワタシもそうでした。
しかし先生曰く、
生きている以上、常に目は動いているものだから、それをわざわざ激しく動かしても何のメリットもありません
とズバッと仰っていました。
ビックり。
さらに驚きなことに、目の運動をされて網膜はく離になった方がいらっしゃるという!
目の運動が原因で、網膜剥離の手術を受けに来られた人が何人もいます。
と仰っていました。
なぜ目の運動をすると網膜はく離になるのか?
なぜ目の運動をすると網膜はく離になるのか?
その原因も仰っていました。
目の中には”硝子体”という水を多く含んだ組織があり、その周りを網膜が覆っています。
目を激しく動かすと、この硝子体が揺れて、網膜と硝子体をつなぐ枝がちぎれて、網膜も破れてしまうのだそうです。
その網膜の破れが広がると、網膜はく離を起こす原因になる
ということでした。
網膜はく離になると、少しづつ視野がかけていくのです・・・。
恐ろしいですね。
目にとって眉間のマッサージは有効か?
目が疲れた時に行う眉間のマッサージって、知らず知らずのうちに行いますよね。
これは、眉間には目の疲れをとるツボがある為、有効ではあるのですが、ただし、気を付けなければならないことがあります。
先生曰く、
マッサージするなら、骨の部分を押してほしい
眼球や目そのものを押したりすると、弱い力であっても網膜が敗れる危険性がある
と、仰います。
なので、基本的には、マッサージするときは、目の周りを行うようにし、目そのものはソッとしておくのが一番、ということですね。
花粉症で目をこすっていると、それだけで網膜はく離になって深作先生の元にきた患者さんもいらっしゃるとか。
怖いですね・・・
サングラスは目に悪い?
サングラスって、目にとっていいことって思いますよね。
サングラスとは、まぶしいものを遮蔽して、目の健康を気遣うもの、
と、ワタシも思っていました。
しかし、これもサングラスの色の濃さによって異なる、と深作先生は仰います。
しかも、目にとって悪い濃さのサングラスをかけると、白内障になる可能性が高くなる、とも仰っていました。
濃さで言うと・・・
ちょうどこの方がされているような濃い色のサングラスでした。
知らないって、こわいですね~
では原因はなんなのでしょうか?
人間の目とは、光が入ると、瞳孔が開きます。
https://www.santen.co.jp/より出典
この瞳孔を大きくしたり、小さくしたりすることで、目に入る光の量を調節しているのです。
周りが明るいと、瞳孔を小さくし光が入るのを少なくします。
暗いところだと、同行を大きくし、光を沢山いれようとします。
そこで、サングラス。
濃いサングラスは、見える範囲が暗くなりますので、瞳孔は光を沢山いれようと思って、瞳孔が広がります。
しかし、サングラスというのかかけていても、上や横から反射で光が入ります。
すると・・・
大きく開いた瞳孔に、直接紫外線の害が襲ってくる
ということになるのです。
なので色の薄いサングラスの方が、目にとってはいい、ということのようです。
スポーツ用のサングラスを思い出してもらうと、よくわかると思います。
スポーツ用のサングラスは、全て覆っています。
登山家もそうですよね。
これは、光が横や上から入っていることをよくわかっているから、ということになるようです。
緑内障の意外な原因とは?
緑内障とは・・・
失明の原因の第一位とされている、目にとっては本当に怖い病気です。
具体的には。
眼球と脳を結ぶ”視神経”がダメージを受けて視野がどんどん狭くなる。
という病気。
しかし、緑内障の真の怖さとは・・・
見えない部分があっても、それを脳が見えるように補正し、見えるように考えてしまうことがあるという。
なので、どんどん視野が狭くなっても、脳が補正してしまいますので、失明の寸前まで気付かない、というのが緑内障の怖さだと先生は仰います。
例えば、左目が緑内障になり視野が狭くなっていたとしても、右目が正常に見えると、脳の中で合成された絵になる為、自分では気づきにくいというのです。
では、緑内障のリスクを増やす原因になる、気づかないうちにしている悪しき習慣とは?
【運動後に水はたっぷり飲む】
ということなのだとか!!
これには驚きました!
なぜなのでしょうか?
水を飲むと体の中の水分が増えます。
そうすると、目の中に出てくる水も急に増えるのです。
目の水分が増えると、視神経を圧迫し視神経障害を起こします。
そして、脳に映像を送る視神経を傷つくことにより、視界がどんどん狭くなっていくのです。
緑内障のリスクが高まる水の量は?
緑内障のリスクが高まる水の量は、具体的には・・・
1リットルの水を5分で飲む
ということなのですが、人によって体の大きさが異なる為、緑内障を起こしやすい人は、500mlの水を一気に沢山飲んでも、眼圧があがり、緑内障になるリスクを高めるのだとか。
ただ、水を飲むのがいけない、というわけではなく、一気に飲むのがいけない、と先生は仰っていました。
目に悪いことまとめ
今回は『この差って何ですか?』という番組から、目について悪いことを書いていきました。
まとめてみると・・・
- 目の激しい運動は、目にとって悪い
- 目はむき出しの臓器である
- 目が疲れた時は、目そのものは触らず、周りをマッサージする
- 運動後の水の一気飲みは、緑内障になるリスクを高める
- 目にとって色の濃いサングラスは危険
以上。
平均寿命が伸びている中、目にとっても悪いことは避けていきたいですね。
今回は勉強になりました。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!