東京・六本木の美術館「21_21 DESIGN SIGHT」で、2017年6月23日から10月1日まで開催されている、企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」に実際に行ってまいりました!
気になるタイトルのこちらの企画展、写真撮影OKなエリアもあったので、そちらの写真を交えつつ、ご紹介していきたいと思います!気になるアクセス方法や混雑具合も!
では早速!!
(情報は2017年8月23日時点のものです)
目次
「そこまでやるか壮大なプロジェクト展」ってどんな展示なの?
巷にはたくさんの美術館があり、たくさんの美術展がありますが・・・
「そこまでやるか壮大なプロジェクト展」って(笑)
なんだ!そのタイトル!!
ってなりませんか?
ワタシはなりました。
そもそも、企画展って、「縛り」だと思うんです。
どういう「縛り」で作品を集めて整理して展示するか。
何でもアリだったら訳のわからない展示になってしまいます。
だから普通、
「ミュシャ展」「印象派展」「ピカソとその時代展」「19世紀オランダ風景画家展」
とか、画家限定・ジャンル限定・時代限定・地域限定などの「縛り」で作品を展示するのだと思うのです。
なのに・・・
「そこまでやるか壮大なプロジェクト展」ってどういうことーー(笑)
それで、実際どんな展示なのかなーって調べてみると・・・
こ、これは・・・
面白そうだ!
つまり、芸術作品のジャンルや作られた時代といった「縛り」ではなく、思わず「そこまでやるか!!??」とツッコミを入れたくなるような作品を集めた展示会ということなんです。
「そこまでやるか!?」と思わせるからには、普通の作品ではだめです。
では、どう普通でないのか。
まず一つは大きさですよね。
実際、「作品が大きい」ということをモチーフにした作品は今回の展示会の大半を占めました。
あとは、変わった材料・画材を使ったもの、奇想天外すぎるもの、などなど。
そういった奇妙キテレツ珍奇な品々が集められた展示会なのです!!
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」のチケット料や営業時間は?
会期:2017年6月23日(金)- 10月1日(日)
休館日:火曜日
開館時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
※9月30日(土)は六本木アートナイトに合わせ、特別に24:00まで開館延長します(入場は23:30まで)
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」に行くためのアクセス方法は?
企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」
会場:21_21 DESIGN SIGHT
(東京都港区赤坂9-7-6)
問い合わせ先: 03-3475-2121
まずは、都営地下鉄大江戸線六本木駅で降り、東京ミッドタウン方面改札を出ます。
(日比谷線の六本木駅で降りてしまった人は、案内板などを活用して何とか大江戸線方面まで来てミッドタウンを探してください!)
大江戸線の東京ミッドタウン改札を出てまっすぐ進むと、東京ミッドタウンがあるので入りましょう。
ミッドタウンに入ってすぐ左にあるエスカレーターで地下一階にのぼります。
のぼったらそのまま直進。
右手にインフォメーションが見えるのでその手前を右折。
しばらくすると左に「GALLERIA」という赤い文字が見えるので、左折してその中に入っていきます。
突き当りに「DEAN & DELUCA」があります。そこを右折。
今度は突き当りが一面ガラス張りになっていて庭が見えるようなところに出ます。そこを左折。
エスカレーターがあるので、のぼって一階に。
外に出て橋を渡り、庭に下り立ったら右斜め後ろに建物が見えます。
それが今回の目的地である「21_21 DESIGN SIGHT」です!
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」に実際に行ってみた感想!
ポスターに書かれた売り文句の中の、大きいことをテーマにした作品、
「湖面を渡る100000㎡の布」や、「長さ3200mの彫刻」は、かなり目を引きますが、まあ、冷静になって考えたら分かる通り、そんな大きな作品、美術館の中に入れられません。
これらの大きすぎる作品群については、写真資料・映像資料の展示です。
それでも、クリストとジャンヌ・クロードによる、「湖面を渡る100000㎡の布」こと、「フローティング・ピアーズ」を撮影した映像は圧巻でした。
湖の上に浮かぶ巨大な布。
その上を歩く大勢の観客。
つまりこの作品は、客が作品の上を歩くことで鑑賞するのです。
またそれを小さなディスプレイではなく、大きなスクリーンで見せてくれるので、「その大きさ」「その『そこまでやるか』感」が実感として伝わってきます。
こういった、訳のわからない作品(しかも、その訳のわからなさは作品によって方向性が様々)を次々見ていくと、脳や感性があっちに行ったりこっちに行ったり大きく揺り動かされます。
「印象派展」では、脳が印象派方向にセットされた状態で、その範囲内で鑑賞していけますが、この「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」はそうはいかない!!
普段の美術館・企画展を見るより、何倍も、体力と精神力と鑑賞力を必要とし、でもその疲労感が心地よい。
そういった不思議体験会なのです。
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」の展示品をいくつかご紹介!
先ほども申し上げました通り、この「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」は、写真撮影が許されたエリアがたくさんありましたので、
いくつかの作品を撮影してきました!
これらは、先ほどの「湖面を渡る100000㎡の布」などと違って、美術館内に持ち込めた作品たちです。
つまりは、サイズ的にw
こちらは、ヌーメン/フォー・ユースの作品、「テープ・トウキョウ02」
大量のビニールテープを美術館の壁や柱に巻き付けて出来たオブジェのような謎の物体。
実は中に入ることができるんです。
ちゃんと美術館のルールとして入って良いことになっています。
つまり、これは、
「作品の中に入って鑑賞する作品」なんです。
テープの中に入る・・・この不思議体験、是非皆様にも味わってもらいたいですね!
こちらは、浅井裕介の「土の旅」
この作品の、「そこまでやるか!?」なポイントは、大きさではなく(大きさもじゅうぶん大きいんですけどね)画材です。
この絵は泥やほこりやマスキングテープで描かれています。
近くで見ると土感が凄い!!!
この絵を描く過程での連続製作時間は96時間にも及ぶんだとか。
ワタシの記憶では、一日は24時間のはず・・・
どの作品も一筋縄でいきません!
それが「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」なんですね!
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」の混雑状況は?
ワタシは、2017年8月23日の午前11時頃に行きましたが、平日の午前中ということで、全く並ぶことなく入れました。
中にはそこそこ人がいましたが、ノーストレスで鑑賞できました。
ただ、この状況がいつまで続くかは分かりません。
こういった企画展は会期の終わりが近づいてくるにつれて徐々に混雑度が増していくものですが、この「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」に関してはそれだけではない混雑事情があるのです。
詳細は次項で↓↓↓
9月19日、東京ミッドタウンに巨大風船あらわる!!??
今回の展示物の中の、大きすぎて実物が美術館内に入れられないものの中に、「アーク・ノヴァ」という作品があります。
ラテン語で「新しい方舟」という意味だそうです。
これは、高さ18メートル、幅29メートル、長さ36メートルの巨大風船が、約2時間でみるみる膨らんでいき、しかもその中には500人の人間が入ることができるというものなんです!!!
すごすぎて訳がわかりませんが、美術館内に入れられないことは分かります(笑)
しかも、風船と言っても、遊園地のキッズコーナーにあるような、不安定にぷよぷよ揺れて、中で子供たちが飛び跳ねて遊ぶようなしろものではございません。
きちんと安定して立ちます。
何故なら、この風船、移動式のコンサートホールなんです!
しかも、ちょっと空気を抜けば膨らんだまま移動もできるんだとか。
この訳わからなさMAXの巨大風船が、9月19日、東京ミッドタウンの庭、21_21 DESIGN SIGHTのすぐ近くに登場するというのです!
東京ミッドタウン10周年記念イベント
ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン
9月19日(火)~10月4日(水)
場所はミッドタウン・ガーデン 芝生広場!!
ミッドタウンに下り立つ予定の巨大風船の模型が展示されていました。
こんな感じみたいです~
なので、この近辺の時期は、混むことが予想されます!
でも!でも!
混雑してなきゃ良いってもんでもないですよね!
二時間で膨らむ巨大風船で、500人はいれるコンサートホールで、ちょっと空気抜いたら移動できるんですよ!
是非とも見てみたくはないですか?
21_21 DESIGN SIGHTって?「21_21」の読み方ついに判明w
最後に、今回の展示会場である21_21 DESIGN SIGHTについて少しだけ。
まずはその読み方(笑)
ワタシはここに来るの二回目なんですが、そういや、21_21 DESIGN SIGHTの読み方しりませんでした(笑)
とぅえんてぃーわんとぅえんてぃーわん???
長いかな。。。
でも、にじゅういちにじゅういちってことはないだろうし(笑)
というわけで、受付の爽やかなお兄さんに聞いてみました!
「トゥーワントゥーワン・デザインサイト」
と読むらしいです。
なるほど!
そしてこの記事では便宜上、「美術館」と呼んできましたが、実際は、公式には、
「デザインを通じてさまざまなできごとやものごとについて考え、世界に向けて発信し、提案を行う場」
だそうです。
でも、記事内で、「場」って呼んでも意味が伝わりにくいと判断し、この記事内では「美術館」と呼ばせていただきました!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」
この記事を読んで、
「なんか訳わかんないけど、おもしろそう!!」って思ってくれた方がいらっしゃれば嬉しいです!
その他、イベントごとで役に立ちそうな体験談の関連記事はコチラ
味の素スタジアム(夏フェス)におすすめしない座席と持ち込むべき必需品!【体験談】
アルチンボルド展(国立西洋美術館)に行ってきた!感想やおすすめの服装!
東京サマーランドの体験談!厳重な手荷物検査や最低限の持ち物について
花火大会で天気が曇りの際の必需品とチェックすべきSNSは?失敗から学んだ事【体験談】
それではここまで読んでいただきありがとうございました!